こんにちは。「美多眠(びたみん)」は、ふとんの新保がお届けする眠りのコラムです。
ふとんは毎日の眠りを支える大切な道具。長く使えば使うほど、愛着も湧いてきますよね。
でも、年数が経つと中の綿や羽毛がつぶれて、ボリュームやあたたかさがなくなってしまいます。
そんなとき活躍するのが、職人による 「打ち直し」 です。
今回はふとんの新保が70年以上行っている「昔ながらの打ち直し(木綿ふとん)」について書きたいと思います。
💡 ふとんの打ち直しってどんな作業?
布団の打ち直しとは、使い込まれた布団の中身を取り出し、ホコリや汚れを取り除き、新しい布で包み直して蘇らせる工程を含みます。
これにより布団は再びふかふかの状態となり、快適な眠りを提供します。
職人の手作業で丁寧に行われるため、一人ひとりのニーズに合わせた仕上がりが期待でき、エコで経済的な点も魅力です。
新品を買うよりもお得で、何より使い慣れた寝心地をそのまま生かせるのが魅力です。
💡 職人による手作業の魅力
職人による手作業の魅力は、その細部へのこだわりと丁寧さにあります。
新潟県新潟市で長年の経験を持つふとんの新保の職人たちは、布団の状態を一つ一つ確認し、熟練の技で再生させます。
手作業での再生は機械では再現できない温かみと柔軟さを持ち、一人ひとりの眠りをより快適にする特別な価値を提供します。
ふとんの新保の職人技は、長く使われた布団に新たな命を吹き込み、地域の皆様と共に快適な暮らしを支えていきます。
💡 再生の頻度とそのメリット
最適な頻度としては、敷きふとん3年・掛けふとん5年に1度のメンテナンスが推奨されています。
この定期的な打ち直しにより、布団の形状や寝心地が蘇るだけでなく、清潔さも保たれます。
例えば、使用によってヘタリが生じやすい木綿布団でも、適切なタイミングでの打ち直しを行うことで、新品同様の弾力を取り戻すことができます。
さらに、布団内部に蓄積されたダニやほこりも取り除かれるため、アレルギーの軽減にも効果的です。
🧵 現場からのちょっとした裏話
実は、打ち直しの現場では「元のふとんの状態」で分かることがたくさんあります。
例えば、職人さん曰く――
「片方側だけがペッチャンコになっていると、いつも同じ向きに寝返りして寝てるんだなぁってわかるんですよ」
「古い布団の綿から『この家は湿気が多かったのかな』なんて想像することもあります」
「以前作り直したふとんをみると「大切に使ってもらったんだなぁ」となんだか胸が熱くなります
そんな風に、長年使われてきたふとんには、お客様の暮らしの歴史が詰まっているんです。
職人たちはその一枚一枚を見ながら、次も気持ちよく眠れるようにと願いを込めて作業しています。
🌙 結び
最近では木綿ふとんを扱っているお店も少なくなり、新しい寝具(健康マットレスや羽毛ふとん)などを販売しているお店が増えました。
ですが、昔から愛されている木綿ふとんも根強い人気で【打ち直し】だけでなく新品の木綿ふとんを購入する方もおります。
ふとんの新保では、職人が丹精込めて布団の打ち直し(新しい木綿ふとんの販売)を行っています。
古くから受け継がれる技術を駆使し、お客様の愛用してきた布団・使い込まれた布団も、新品同様の快適さを取り戻すことができます。
この工程は非常に繊細で、布団の素材や状態を熟知した経験豊富な職人だからこそ可能です。
「最近ふとんがペタンコだな」と感じたら、ぜひ一度ご相談ください。
ふとんの新保は、お預かりした布団を個別管理し、1枚1枚丁寧に職人が手作業で布団を再生します。
厚さ・重さ・サイズなどもお客様のご希望に出来るだけ応えてお作りしております。
あなたのふとんも、きっとふっくらと新しい眠りを取り戻せますよ😊✨