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快眠のための寝る前のルーティン3つ

~ふとんの新保がすすめる、心と身体を整える眠りの習慣~

「最近なかなか寝つけない」「眠りが浅くて疲れがとれない」
そんなお悩みをお持ちの方は、まず寝る前の過ごし方=ルーティンを見直してみるのがおすすめです。

実は、私たちの身体は“眠りに入る準備”をととのえることで、自然に眠りのスイッチが入るようになっています。
今回は、ふとん専門店としての経験から、ぐっすり眠るための「寝る前のルーティン」3つを、わかりやすくご紹介いたします。


1.「飲み物と食事」は、寝る時間から逆算してみる

夜ごはんや飲み物は、眠りに大きく影響を与えます。
理想は、食事は就寝の3時間前までに済ませること。
食べた直後は消化器がフル稼働しており、身体が“お休みモード”に切り替わりにくくなります。
消化が終わり、体温が自然に下がってくる頃が、スムーズに眠りに入るタイミングです。

どうしても夜遅くなってしまう方は、消化の良いもの・脂っこくないものを少量にとどめてみてください。
また、意外と見落としがちなのが「飲み物」です。

寝る前におすすめの飲み物

  • 白湯(さゆ)…体を内側からゆるめてくれます

  • カモミールティー…リラックス効果で眠気を誘います

  • ホットミルク…トリプトファンという眠りをサポートする成分が含まれています

※カフェインが含まれる緑茶・紅茶・コーヒーなどは寝る3~4時間前までに済ませましょう。
 カフェインの影響は思った以上に長く続きます。


2.「軽いストレッチ」で、身体と心をふわっとゆるめる

寝る前に激しい運動をすると交感神経が優位になり、かえって眠れなくなってしまうことがあります。
ですが、ゆったりとしたストレッチは、血行を促し、身体を「おやすみモード」に導いてくれます。

おすすめは、深呼吸をしながらの簡単なストレッチです。

おすすめストレッチ例(すべて寝たままでOK)

  1. ひざ抱えストレッチ
     仰向けでひざを両手で抱え、胸の方へ近づける。
     5秒キープしてゆっくり戻す。5回ほど繰り返します。
     → 腰の疲れをほぐします。

  2. 足首まわし
     足を伸ばして仰向けのまま、片足ずつ足首をぐるぐる回します(左右10回ずつ)。
     → むくみや冷えの改善に。

  3. 肩甲骨の開閉ストレッチ
     仰向けで両ひじを曲げ、腕を上下にゆっくり動かす。
     肩甲骨を意識して動かすことで背中がゆるみ、呼吸も深まります。

どれも1~2分でできる簡単な動きですが、毎晩少しずつ続けることで寝つきや目覚めに違いが出てきます。


3.「おすすめルーティン」は“自分だけの眠り儀式”をつくること

眠りを誘うためには、毎晩決まった習慣をつくること=スリープルーティンが効果的です。
脳は「これをしたら眠る時間だ」と覚えてくれるため、入眠がスムーズになります。

たとえば…

  • 好きな香りのアロマを枕元に置く

  • パジャマに着替え、やさしい照明に切り替える

  • 音楽や環境音(波音・雨音など)を小さく流す

  • 寝る前の5分間だけお気に入りの本を読む

こうしたルーティンは人それぞれで良いのですが、大切なのは心を静かに落ち着かせることです。
テレビやスマホから離れ、自分だけの“眠る準備”をしてあげましょう。


番外編:寝る前に「やらない方がいいこと」

以下のような行動は、快眠の妨げになってしまうことがあります。

  • スマホやPCを長時間見る
     → ブルーライトが脳を覚醒させてしまいます

  • 強い光を浴びる
     → 蛍光灯のまぶしさは“朝”と同じ信号になります

  • 考えごとをする・不安なことを思い出す
     → 頭が冴えて眠れなくなってしまいます

  • 深酒・夜中の間食
     → 睡眠の質を落とし、夜中に目覚めやすくなります

寝る前の1時間は、できるだけ静かに、落ち着いた行動を心がけることで、眠りが変わってきます。


おわりに

ぐっすり眠れると、次の日のパフォーマンスもぐっと上がります。
そのためには、寝室の環境や寝具選びも大切ですが、「寝るまでの過ごし方」も大きなカギを握っています。

少しの工夫で、眠りはもっと気持ちよくなります。
あなたにとっての快眠ルーティン、ぜひ今日から始めてみてください。快眠のための寝る前ルーティンで、睡眠の質を向上させましょう。

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