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夏の寝具の片付け方と、秋への切り替えポイント

💤 夏の寝具の片付け方と、これからの季節におすすめの布団

新潟でも朝晩の空気が少しひんやりしてきましたね。
最高気温は25℃を超えても、最低気温は15℃前後。
「夏布団では少し寒いけど、羽毛布団では早い」——まさに寝具の切り替えどきです。

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1️⃣ 夏の寝具、しまうタイミングは“汗が減ってきた今”!

人は寝ている間にコップ1杯分(約200ml)の汗をかくと言われます。
そのため、夏の間に使ったタオルケットや肌掛け布団は、思っている以上に湿気や皮脂を含んでいます。

片付けるタイミングは、「夜の寝汗が減ってきた」と感じた**今頃(10月前半〜中旬)**が最適です。
湿気の多い梅雨明け直後や、まだ寝汗が多い真夏にしまうと、カビ・臭い・黄ばみの原因になることも。

寝具片付け


2️⃣ しまう前にしておきたい3つのポイント

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✅(1)洗濯表示をチェックして、可能なら洗濯を

タオルケット・ガーゼケットなどは、しまう前に洗っておくのが基本。
洗濯機可の場合はネットに入れて弱水流で
ふんわり感を保ちたい場合は、乾燥機で軽く温風を当てるのも効果的です。

✅(2)天日干し or 風通しの良い陰干し

できれば天気の良い日に、2〜3時間しっかり干しましょう。
生地がデリケートなシルクやテンセル素材は陰干しがおすすめ。
湿気を飛ばすだけで、次に出したときの「こもったニオイ」が防げます。

✅(3)収納時は“風の通る”工夫を

押入れやクローゼットにしまう際は、圧縮しすぎず、通気の確保が大切です。
市販の不織布ケースや、ファスナーを少し開けた状態で収納するのが◎。
防虫剤を入れる場合は、香りの強いものを避け、直接布団に触れないようにしましょう。


3️⃣ 次に掛けるなら? “秋の布団”おすすめ組み合わせ

この季節は、気温差が大きく「朝晩の冷え」と「日中の暖かさ」の両方に対応できる掛け方が理想です。
シーボ博士のおすすめは、以下の3タイプ👇

気温目安        おすすめ布団               掛け方のポイント

18〜22℃    真綿・ウールの薄掛け          保温と吸湿のバランス◎。肌寒い朝も快適

15〜18℃    合掛け羽毛布団(0.8〜0.9kg入)      羽毛布団デビューの目安。軽くて暖かい

10〜15℃    合掛け羽毛+薄手毛布          夜中の冷えに対応。冬用に入る前の理想形

特にウールや真綿素材は、汗を吸って放出する力があり、「掛けているうちにムレない」ので、秋の気候にぴったり。

※掛け布団の下にタオルケット・毛布で微調整すると、布団も汚れにくくなり快適です。
※15℃以下から羽毛布団(1.2kg入)を使うのも良いと思いますが、寝苦しくなることもあります。


4️⃣ 羽毛布団(1.2kg入れ)は“もう少し先”がベスト

最低気温が10℃を下回るようになったら、いよいよ冬用の出番です。
まだ早い時期に使うと、夜中に汗をかいてしまい、せっかくの羽毛が湿気でつぶれることもあります。

“羽毛布団は寒くなってから”——
これを守るだけで、羽毛の寿命がグッと延びます。

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🐏 まとめ 〜「しまい方」と「使い分け」で寝具が長持ち〜

  • 洗えるものは洗って、風通しよく収納

  • 夏の寝具は、湿気を抜いてからしまう

  • 秋の寝具は「重ねて調整」が快適

  • 羽毛布団(1.2kg入れ)は気温10℃以下からが◎

寝具は“季節の道具”です。
使う時期・しまうタイミングを少し意識するだけで、清潔さも快適さも、そして寿命も大きく変わります。

お店では、今の季節にちょうどいい布団の組み合わせ収納時の注意点なども詳しくご案内しています。
気温の変化で「どれを掛けたらいいか迷う」ときは、お気軽にご相談ください。

快適な睡眠環境2

※室温での目安となります。最低気温ではありませんので、ご注意ください。
※夏場では外気温より室温の方が涼しいですが、秋冬などは外気温より室温の方が暖かいためです。

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