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フリースは本当に“寝具向き”ですか?

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──暖かさの裏側にある、もう一つの視点

冬になると、店頭や通販でよく目にする
「フリース素材の毛布・パジャマ・寝具」。

軽くて、暖かくて、手頃な価格。
多くの方が「冬の定番素材」として、何気なく選んでいると思います。

ですが、寝具専門店として長年眠りに向き合ってきた立場から見ると、
フリース素材については、どうしてもお伝えしておきたい
**“別の視点”**があります。

今回は
「フリースはダメ」と断定するためのコラムではありません。
ただ、寝具として本当に適しているのかを、
環境と体、両方の視点から考えてみたいと思います。


フリース素材とは、どんな素材?
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フリースは、主に**ポリエステル(石油由来)**で作られた化学繊維です。

・軽い
・乾きやすい
・価格が抑えやすい
・見た目にボリュームがある

こうした理由から、衣類やアウトドア用品、寝具まで
幅広く使われています。

一方で、素材の構造上、

  • 表面を起毛させている

  • 繊維が短く、細かい

という特徴があり、
使用や洗濯、摩耗によって微細な繊維が剥がれやすい
という性質も持っています。


環境負荷という、見えにくい問題

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近年注目されているのが、
マイクロプラスチック問題です。

フリースなどの化学繊維は、

  • 洗濯

  • 摩耗

  • 日常使用

によって、目に見えないほど細かな繊維を放出します。

これらは最終的に、

  • 排水を通じて海へ

  • 空気中に舞い、室内に残留

すると考えられています。

ストローやレジ袋のように「目に見えるもの」ではないため、
意識されにくいのですが、
量としては非常に多いことが、少しずつ分かってきています。


寝ているとき、体への影響は?

ここで気になるのが、

「寝ている間に、知らず知らず吸い込んでいるのでは?」

という疑問だと思います。

この点については、
正直に言うと、まだ研究途中です。

分かっていることは、

  • マイクロファイバーは室内空気中にも存在する

  • 呼吸によって体内に入る可能性はある

一方で、

  • どの程度体内に蓄積するのか

  • 健康にどんな影響があるのか

については、現時点で明確な結論は出ていません。

ただし、はっきり言えるのは、

寝具は「毎日・長時間・無意識のうちに使うもの」

だということです。

だからこそ、

わざわざリスクがゼロとは言い切れない素材を、
寝具として選ぶ必要があるのか?

という疑問が残ります。


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実際の使い心地としての問題点

環境面だけでなく、
眠りの質という点でも、フリースには注意点があります。

  • 汗を吸いにくい

  • 湿気がこもりやすい

  • 寝返りのたびにムレやすい

その結果、

  • 寝苦しくて目が覚める

  • 寒暖差で体が冷える

  • 風邪をひきやすくなる

と感じる方も少なくありません。

「暖かい=快適」ではない、
というのが、寝具選びの難しいところです。


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子どもの寝具として考えたとき

特に気になるのが、子どもの寝具です。

子どもは大人よりも、

  • 体温が高い

  • 汗をかきやすい

  • 環境の影響を受けやすい

という特徴があります。

寝ている間にムレることで、

  • 夜中に目が覚める

  • 布団を蹴飛ばす

  • 体が冷えてしまう

こうしたことが起こりやすくなります。

子どもの寝具ほど、

「軽さ」「安さ」「見た目」より
「吸湿性」「通気性」「自然な温度調整」

を大切にしたいと、私たちは考えています。


フリースが悪い、という話ではありません

誤解してほしくないのは、

フリース素材そのものを否定したいわけではない
ということです。

アウトドアや一時的な防寒、
用途によってはとても便利な素材です。

ただ、

寝具として、毎晩8時間使うものかどうか

という視点で考えると、
選択肢は他にもある、というだけの話です。


専門店としての結論

私たちは、
「売れるから」「流行っているから」ではなく、

  • 体にとってどうか

  • 環境にとってどうか

  • 長く安心して使えるか

という視点で、寝具を考えています。

フリースは、

  • 暖かい

  • 軽い

  • 手頃

という魅力がある一方で、
寝具としては見過ごせない側面もあります。

知ったうえで選ぶこと。
それが、これからの寝具選びには
ますます大切になると感じています。


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まとめ|眠りは、正直です

眠りは、嘘をつきません。

  • 体に合わない素材

  • ムレやすい環境

  • 無理のある温度調整

こうしたものは、
必ず夜中や翌朝の体調に表れます。

「なんとなく選ぶ」から
「理由を知って選ぶ」へ。

このコラムが、
寝具を見直す小さなきっかけになれば幸いです。


※画像は全て生成AI(Gemini)にて作成いたしました。

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